かるめも

あくまで個人の主観。

私がCreepy Nutsにハマる10の理由

今年ハマったものと言うと、"配信ライブ"を気がつくといくつか見ていました。
感染予防のために、ライブには行けなかったけど、オンライン配信を見ようと思うようになりました。
特に印象に残ってるのは、「明日のたりないふたり
無観客試合北沢タウンホールで、オードリー若林正恭南海キャンディーズ山里亮太の2人が最後の漫才をやるのを、購入し見ました。
漫才なんて5分でも10分でも大変なのに、2時間以上たっぷりと。
途中でイリーガルなおじさんに扮したキャラでの漫才や
レギュラーで共演してる方への歪んだ愛のつぶやきなどなど、
笑って見ました。
最後、漫才終えて全力出し切って、疲れ切って倒れた若林、山里のふたりに、
お疲れ様でした、と声をかけたのが、Creepy NutsのR-指定
隣には目を真っ赤にして泣いているDJ松永も。
 
登場し、番組に触発され、勝手に2人で作った「たりないふたり」を、
続けて公式に番組からオファーされて2年前に作った「たりないふたり さよならバージョン」を
そして、その後、思いのたけをフリースタイルで歌うのを見て、
最後、若林から、まかせたよ、と声をかけられたのを見たのが、ファンになった一つ目の理由です。
 
二つ目は、テレビ朝日フリースタイルダンジョンを、たまに見ていたので、R-指定さんのフリースタイルの強さは、気になっていました。
それでいて、最新アルバムCaseの"俺より偉い奴"では、
「俺より偉い奴などいない」「俺より偉くない奴もいない」と平等、対等を謳っているのを聴くと、更に好感を抱いてます。
 
三つ目は、曲の素晴らしさ。
詞を書く大変さ、頑張りどころ、恥をしのぶ苦痛みたいなもの乗り越えて作ること自体を歌詞にしているのを
霜降り明星せいやIMALUが歌ってるのを聞いて、
伝わるものがあった。
こんな曲作るのかCreepy Nutsって、と改めて思ったのが三つ目の理由です。
 
振り返ると、テレビの影響が大きいな…
 
関ジャムでのDJ松永さんのターンテーブルでの演奏が、スクラッチ音が楽器として演奏になってる、成り立ってるのがよかったのが四つ目
 
Creepyの"よふかしのうた"にインスパイアされた少年サンデー「よふかしのうた」を自分は読んでいるのですが
コトヤマ先生に刺さってるな、と実感したのが五つ目の理由
アニメ化した主題歌は、Creepy Nuts主題歌を、担当するそうです。
 
六つ目は、R-指定さんの説明がていねいで分かりやすい、
フリースタイルダンジョンのときは、挑戦者に肩入れして見てしまって、Rさんはこわいし細かいな、と思ってました。
バトルでなく知りたいことの説明については、細かいところまでていねいに説明してもらえると、理解の助けになってくれる。
 
七つ目、八つ目は、
舞台に上がる気持ち、作品を作るときの気持ちまで、その時々で作品にしてくれることで、
「舞台に立つ恐ろしさとの戦い」「作品を作る創作の原点と、表現する上での戦いや葛藤」
みたいなものを伝えてくれるところ。
前者は板の上の魔物、後者はバレる!、両者が入ってるのがサントラ。
舞台を、作品を作る舞台裏書くけど、それでも困らない感が頼もしい。
 
九つ目は、レコード会社であってもタイアップ真摯に取り組み、きちんと作品になること。
先日ブログにも書きましたが、
カップスターのタイアップ曲で、「3分だけ時間をください」と連呼し、キッチリ3分の曲に仕上げながら、
ダウナーで奇妙な味の曲で、ビートはめちゃめちゃ美しい感じなのも、まさにプロフェッショナルの仕事。
尖りつつ、オファーにも応える。
犬も食わない、で犬が主人公の曲に仕上げつつ、
当時の心境を犬に託し、フリースタイルバトルそのものにも噛みつきつつ、
安島作品の番組の雰囲気を作り出す主題歌に仕上がってるの、ファンになってみると評価されるべき!と思ってしまいます。
 
これなら、アニメソングを任せても世界観をぶち壊してやりっぱなしみたいなことにはならない。アニメ「よふかしのうた」は、アニメの世界観を組み込んだ曲にしてくれるはず。
 
十個目は「人は変わる」ということを、作品としては残してくれるところ。
バレる!での「求められてるあの味、でも俺はもうそこにいない、俺って誰?俺って何?」
たりないものを身につけて伸びた結果、「ほんと嫌い飲み会女子会」「あいつら空気読みあいウェーイが飛び交いまともな脳みそない!」という閉じた、嫌った、空気読むのが窮屈に感じてたあの「たりないふたり」の頃の味のとこには、Creepy N utsのふたりはいないというのは分かります。
気分によってあの味を求めてしまうこともあり、
客観的に見てしまいあんなこと言うな、歌うなと思ってしまうこともあります。
人が、空気を読み、社会的なコミュニケーションを取るのは、それはそれで、まともな脳みそを持つ人なんじゃないかと最近気づいたんですよ。
トレンチコートマフィアの気持ちに共感してしまっても、世の中が憎くなったり敵に見えたとしても、
大量殺人しない形で世の中と戦うこと、
きれいなぶつかり方をすること。
 
フリースタイルバトルも、「悪口が楽しい」「コンプライアンスに反する言葉をぶつけて"コンプラ!"と消されるのが面白い」と思って見ていた。
 
今考えると、きれいなぶつかり方を洗練させて行った結果が、フリースタイルバトルだったんだな……。
 
おもいつくままに10の理由を挙げてみました。
横浜アリーナは遠い席かもしれませんが、明日、楽しみです。
 
 
 
 

はてなブログ10周年特別お題「私が◯◯にハマる10の理由