Creepy Nutsライブ横浜アリーナ
先日、初めてCreepy Nutsのライブに行きました。
お客さんは若干女性の方が多い印象です。
MCで松永さんが触れてましたが、「一番お客さんが入る形」のステージの作りで、満員。
アルコール販売も持ち込みも禁止、
オーディエンスは声を出さず、手を挙げ、手を振り盛り上げていました。
声を出さず飛沫を飛ばさない、感染対策はしっかり取られたライブ。
以下ステージの模様について記述します、
これからHuluで見る方や、ネタバレ見たくない方はここで閉じてください🙇♂️
声を出さず飛沫を飛ばさないために、
「合法的トビ方ノススメ」では「調教済みの豚どもは声上げろ」の部分が「飛び跳ねろ!」と変えて歌われ、オーディエンスはトビまくり
ぜひ生で聞きたかった曲、「のびしろ」。バチッと、聞けました。
のびしろの後に歌われたのが、Creepy Nutsとして初めて作った曲、「シラフで酔狂」。
スクールカースト上層部に対しエリックハリスとディランクレボルトがトレンチコートを着て起こした殺戮を、自分たちがカマす凄まじさに例え、作品にした曲。
次が「トレンチコートマフィア」
そこから「デジタルタトゥー」が来る。
"配慮に欠けたアイロニーだけのバース"って、、、その前に歌ったシラフ•トレンチコートの2曲がズバリ当てはまるじゃん、、と気付く。
次が「15才」。
あの日のトレンチコートマフィア、無差別にぶっ放した銃弾、時を経て俺の眉間めがけ見事にUターン
自分が撃たれてる。
そして15才の過去の自分が、今の自分に迷わず中指を立て、
血走った目で睨む。
この4曲の流れ、個人的に重いものを食らった衝撃を受けた。
昔は昔、今はいま、と分けることもできたと思う、けど15才では
「その息苦しい世界は今 ここと地続き」とつながる。
重い!食らった!
そのあとに来るのが、「サントラ」。
アイロニーのこもったバースだけど、
改めて聴くと、サントラには配慮が行き届いてる。
シラフで酔狂も、サントラも、
若干病んだ、苦しみを抱えた内面を、ラップと音に乗せる、という大まかな楽曲の言わんとしてる方向は大まかには変わらない
ただ、サントラは、聞いた人への配慮、銃弾を(アイロニーを)喰らわせられる側の人への配慮が行き届いてる。(加えて菅田さんへの配慮、リスペクトも行き届いてる)
撃たれる側、刺される側の内面への配慮がなされるようになった。
助演となった過去の楽曲から
主演となった、今の、新たな心境までの曲の流れは、
ライブだからできた、ライブだから味わえたのかもしれない、と受け止めてます。
陽気に盛り上がり、充実したライブでした。
そして、デジタルタトゥーだらけのラッパーが、消したくなるような過去すら 手品みたいに万札に変えるライブ、ライムもジョグもハードなライブでした。